May 2,2005

長野の写真

上高地 田代池
Mamiya 645PRO C80mmF2.8N

ここでは長野で撮影した写真を紹介します。もう10年くらい前に撮影したものです。今でこそデジタルカメラの解像度が中版カメラの解像度をキャッチアップしつつありますが、当時まだデジタルカメラが出るか出ないかというレベルでした。確かアップルがQuickTakeを出した頃ですかねぇ。QuickTakeを見たとき、こりゃ中版に匹敵する解像度になるまで10年はかかるだろうと思ってたら10年経ってしまい、性能も匹敵するようになりました。光陰矢のごとし。
写真は今まで愛用していた中版カメラ、Mamiya RZ67PROII及びMamiya 645PROで撮影しています。写真からどのレンズを使ったかまではわかるのですが、絞り、シャッター速度などの情報はありません。私はそれほど複雑なテクニックは持っていなかったので、絵作りは大抵以下の通りです。
フィルムはVelvia
PLフィルターを効かすのが好き
風景写真の場合、大抵F22 1/8を基準に露出補正
露出計はAEプリズムファインダー
三脚・レリーズ使用(RZ67の場合はダブルレリーズ)
画像はポジフィルムをEPSONのGT-8700Fでスキャンしたものです。基本的に原画はA3ノビでの印刷に耐えられるように1600dpi程度でスキャンしています。それをレゾリューション変換して掲載しています。色は極力ライトボックスで見た色が出るように、Photoshopで若干彩度を修正してます。
こうして見ると、デジカメとは違った味がありますね。

美ヶ原

Mamiya RZ67PROII M65mmF4 L-4

真冬の美ヶ原です。晴れとは言え美ヶ原は標高2000m。気温は-15℃くらいまで下がります。とにかく寒かったです。
MARYと歩いていると、1本の大木がありました。丁度その位置に太陽がオーバーラップしていて、綺麗にキラキラ輝いていました。逆光なので、フレアが出ないか心配でしたが、レンズの性能に助けられました。もうちょっと光条効果が出ると思ったのですが、ちょっとイマイチだったのが残念。クロススクリーンを使うとなんかわざとらしいし…。
構図は単純なのですが、木から放たれる放射状の影が気に入ってます。本当ならもうちょいズームしたかったのですが、足を踏み入れられない場所だったのと、固定焦点ということからこの構図で妥協しました。

美ヶ原

Mamiya RZ67PROII 110mm F2.8W

同じく真冬の美ヶ原です。大抵撮影は早朝に現場へ入るようにしてました。写真は早起きが基本です。朝焼けのグラデーションは日が昇ってからは見られませんし、樹氷も溶けてきます。
この日は天気にも恵まれ、後方の浅間山まで綺麗に見渡せました。樹氷も美しく、溶ける前に速攻でシャッターを切りました。
この写真では実際にポジフィルムをルーペで見た感動が伝えられないのが非常に残念です。ルーペで見ると、枝一本一本に付いた樹氷が木目細かく描かれています。正に自分が現場で見た絵、いや、それ以上の情報が記録されていると言っても過言ではないでしょう。見ていて惚れ惚れするほどの美しさです。写真本来の客観的な腕は別にして、自己満足の世界としては素晴らしいものがあります。

上高地

Mamiya 645PRO C80mm F2.8N

有名過ぎる場所ですね。ご存知上高地の田代池です。特にこの位置からのショットは、大抵の写真集に載ってます。それらの写真集を凌駕したとは思いませんが、かなり近い絵が撮れたということで自己満足しています。
この時は確か2度目の上高地だったと記憶しています。一回目はRZ67を持ち歩いたのですが、流石に機動性が悪く、それで2度目は645にしたと思います。何しろ10年くらい前の話なので忘れてしまいました。
やはりこの手の写真は構図が命かもしれません。川の曲線と、右手の老木のバランスを考えて縦にフレーミングしました。季節が良かったのか、奥のツツジも綺麗です。
ちなみに中版カメラはフレーミングに時間をかけます。1枚撮るのに10〜15分くらいは普通です。この写真も20分くらい三脚持ってウロウロして決めました。写真よっては雲が良い形になるまでひたすら待ったこともありました。一応芸術ですからこんなものかもしれません。その間退屈そうに待たせてしまったMARYには申し訳なかったと思います。でも撮影スポット行くと、夫が必死で写真撮っていて、その横で退屈そうに待ってる妻ってのがよくあるパターンですね。
でもMARY、たくさん待たせてごめんね。

上高地

Mamiya 645PRO C210mm F4N

上高地の明神池です。私はあまり中版では望遠を使わないのですが、珍しく望遠を使ったショットです。
あまりここで撮影する人は少ないみたいなのですが、浮島?の緑が凄く綺麗で何枚か撮影しました。VelviaでPLフィルター効かせると本当に綺麗です。かなり演出した絵になってしまうので嫌う人もいますが、私はこの派手系の絵が好きでした。
上高地を1日で撮影するのは殆ど無理ですね。ゆっくり落ち着いて撮影するには1泊は必須でしょう。日帰りするにはもったいないです。

乗鞍高原

Mamiya RZ67PROII M65mmF4 L-4

我々夫婦の好きな場所の一つです。乗鞍高原の一の瀬園地は整備された公園で、この中は被写体の宝庫ですね。
当時はまだ乗鞍への自家用車乗り入れは規制されてなかったので、早朝乗鞍スカイラインで雲海を撮影し、日が昇ってきたら一の瀬園地で新緑やつつじ、残雪の乗鞍を撮影するというのが定番パターンでした。
乗鞍には「ル・コパン」という石釜パンで有名な店もあります。乗鞍に行く道路沿いにあるのでお勧めします。ここのパンは絶品です。

蓼科の紅葉

Mamiya 645PRO C80mm F2.8N

うーん、もう場所すら覚えてないです。蓼科ということは覚えてるんですけど。写真雑誌で見た場所だったのかもしれません。
紅葉している木の形状と、その下を流れる清流を基準にフレーミングしました。基本的にPLかけて絞っているので、スローシャッターとなります。そのため、水の飛沫が綺麗に流れて良い感じが出ています。
今でこそPhotoshopで何でも出来てしまいますが、アナログカメラは色々なテクニックを駆使し、リアルな世界で演出をしてました。例えば、時々川の一部が水流で渦を巻いている場所があります。そこ落ちた桜の花びらや紅葉の葉を、NDフィルターをかけて超低速シャッターを切ります。そうすると、ピンクや紅葉の美しい渦模様が作れるのです。