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除雪レポート

除雪レポート December 24,2005
除雪レポート January 8,2007

修理/メンテナンス

2006年シーズン開始のメンテナンス
2006年シーズン終了のメンテナンス
2007年シーズン開始のメンテナンス
バッテリ交換

コンテンツ一覧

はじめての除雪機
どこで、いつ、何を買えばいいの?
除雪メカニズム
操作方法
ファーストインプレッション (カーインプレ風)
除雪機での除雪はモータースポーツだ
ヒューズネジ
排気ガスの匂いが…
腰痛い
メンテナンス
オイル交換
バッテリ充電
シーズン開始

December 27,2005

はじめての除雪機

私が住んでいるところは雪が降ります。積雪は平均20~30センチ程度でしょうか。そういう場所と承知の上で土地を購入しました。除雪は県道まではサポート範囲なのですが、我が家は県道から数百メートル入った森の中ですので、自分で除雪を行う必要があります。そうでないと出社できません。冬だけのために4WDのRV車に乗りたくは無かったので、除雪機を導入することにしました。
一般的にあまり除雪機に関する記事を見かたことがありません。そこで、今後除雪機の導入を考えている方の参考になればと思い、使用感などの感想や、詳細な除雪の記録などを公開したいと思います。

どこで、いつ、何を買えばいいの?

除雪機は農機具屋やバイク屋で購入します。私は農機具屋で購入しました。性能は殆ど除雪幅とエンジン出力で決まります。私の地域は平均20~30センチなので、6馬力クラスで充分と考えました。あと値段が上がれば、雪を飛ばすシューターの向きや距離の制御が電動になったり、力技で向きを変えるのではなく、レバー操作で除雪機の向きを変えることが可能になったりします。
除雪機のメジャーなメーカーはホンダとヤマハです。ホンダは赤、ヤマハは青が特徴です。あとヤンマーや三菱も出しているようです。
何かで近所の農機具屋の広告を見たので、その農機具屋で購入することにしました。そこでホンダを扱っていたのと、私の地域の積雪量から、私はホンダの除雪機 スノーラ HS660を選びました。価格は約27万円でした。また、除雪機は季節物です。冬の前から予約を入れないと、冬に雪が降ってからでは購入できない場合があります。購入するなら早目に店に行って機種を選び、予約をすることをお勧めします。
使ってみて思ったのは、値段はそれなりに高いですが、稼働率と効率を考えると充分安いと思いました。幸か不幸か、私が購入したシーズンはかなり雪が降り、それ以降も大活躍してくれてます。

除雪メカニズム

①オーガ
雪を砕いて②のブロアに雪を集めます。オーガの根元はネジ1本で固定さており、石などを噛んで負荷がかかると、このネジが切れる(=ヒューズネジが飛ぶ)仕組みになっています。ネジは普通のネジで、サイズが合えばホームセンターで買えます。オーガは左右が独立しているので、ヒューズネジが飛ぶ場合は大抵左右のどちらかです。ヒューズネジの交換は3分程度で済みますが、寒いと手がうまく動かず、手間取ることもあります。
除雪機操作の上手い下手は、凹凸が激しい路面において限界までオーガを下げ、ヒューズネジを飛ばさずにハンドリングできるかです。これが腕の見せ所です。
②ブロア
オーガが集めた雪を、ブロアが投雪口に雪を飛ばします。雪が勢い良く飛ぶのは、このブロアが雪を飛ばしているからです。

操作方法

操作は比較的簡単です。
  1. 変速レバー①をニュートラルにする。
  2. エンジン回転調節レバー②をチョーク位置にする。
  3. スターター③を「始動」の位置まで回し、スターターを回す。エンジンが始動したら、手を離すと「運転」の位置に戻る。自動車と同じ。
  4. エンジン回転が安定するのを確認しながら、エンジン回転調節レバー②を「低速」の位置にする。このまま5分ほど暖気。
  5. 変速レバー①がニュートラルになってることを確認し、⑧の走行クラッチレバーを30秒程握り続ける。握るとクラッチがつながるが、ニュートラルなので動くことはない。この操作により、ミッションオイルを温める。
  6. オーガハウジング調節レバー⑥を握り、オーガの高さを調節する。握ったままハンドルを押し下げると、オーガが上昇する。握ったままハンドルを引くと、オーガが下降する。本体を中心とし、シーソー形式になっている。オーガを下げ過ぎると、石や土を巻き込み、ヒューズネジが飛び易くなる。オーガを上げすぎると、雪が残る。この調整がドライバー(オペレーター?)の腕になる。
  7. 投雪距離調節レバー⑤と投雪方向調節ハンドル④を使って、雪を捨てる場所を決める。
  8. エンジン回転調節レバー②を「高速」の位置にする。
  9. 除雪クラッチレバー⑦を握る。オーガとブロアが回転する。
  10. 変速レバー①がニュートラルになってることを確認し、走行クラッチレバー⑧を握る。
  11. 除雪クラッチレバー⑦から手を離し(離しても走行クラッチレバー⑧を握っていれば除雪クラッチレバー⑦はホールドされる)、変速レバー①を前方に倒し、発進。除雪スタート。

ファースト インプレッション (カーインプレ風)

エクステリアは、ホンダのイメージカラーであるレッド。雪の白に映える美しい赤が眩しい。オープンボディは視界も広く、氷点下を感じながら冬の過酷な除雪を楽しめる。インテリアは黒を基調としたインストゥルメントパネルに赤い変速ギアがワンポイントアクセントになっている。日本語を多用し、年齢層の高いユーザにも扱い易くしている。スポーティーなショートストロークの3連レバーは操作感も良い。ハンドルはチルト可能だが、それに連動してオーガも上下してしまうのはいかがなものか。シューター操作はフライバイワイヤを使用せず、ダイレクト感の高いユニバーサルジョイントによるロッド接続とワイヤー制御。厳冬下でのオペレーションに備え、あえて機械制御にしてリライアビリティを向上させているところがいかにもホンダらしい。
エンジンは低回転では重たい感じのサウンドだが、高速回転にした瞬間一変する。常に自己主張するその咆哮は、除雪機好きを虜にする。パワーソースはシボレーコルベットと同じOHVエンジン。単気筒163ccのエンジンは4000rpmで6馬力を叩き出し、ミッドシップにマウントされる。世界に誇るホンダエンジンは、極太トルクでガンガン雪を大空へ舞い上げる。
運転してみると、速い。ギアを最速位置にすると、歩く速度では間に合わない程だ。高められたボディ剛性は、凹凸の激しい雪道でも不安にさせない。ただ、足は固め。ワンダリングもやや強い。幅の広いハンドルは、除雪気分を高揚させてくれる。しかし、コーナーでのハンドリングは多少クイック感に欠ける。ミッドシップにも関わらず、軽いノーズを活かした鋭いターンインが感じられない。多分オーガの重さに起因することなのだろう。また、ドライビングポジンションに関しては再考願いたいポイントの一つだ。空力性能を意識してか車高が低く、ハンドルポジションがノーマル位置でもかなり低い。長時間の除雪では腰痛を発生させるのは残念である。
しかし、除雪をここまで快適にしてくれたことは充分評価できる。除雪機無しでは私のウインターライフはあり得ない。今後もホンダイズムに従い、次世代の除雪機提案を期待したい。

除雪機での除雪はモータースポーツだ

除雪機を使うと除雪は当然楽です。でも、除雪機で除雪した後は汗びっしょり。スポーツした後みたいです。
除雪する場合、先ず除雪ルートを決めます。私の除雪機の幅は約60cm程度。車が通るには、最低1往復が必要です。また、私は几帳面な性格が災いしてか、道路を除雪する場合は道路幅きっかり除雪してないと非常に気持ちが悪いのです。で、1往復半すると自宅前の道は丁度ぴったりなのですが、当然行ったら帰ってくる必要があるので、結局2往復します。町が除雪してくれる場所まで片道300mくらいあるので、結局1200mくらい除雪します。
除雪は除雪機と一緒に「ぼーっ」と歩いているだけと思うと大間違いです。実は操作することが多いのです。まず雪を飛ばす方向の操作。森の中とは言え、一応近所の方の家もある訳で、人の家がある場合はまだ家が建ってない森側に飛ばすようにします。また、雪を遠くに飛ばすのか、近くに飛ばすのかも操作する必要があります。
次にオーガの高さ調整。これが最も難しい。舗装されているような道なら楽勝ですが、私が除雪する道は激しい凹凸がある砂利道。ちょっと油断してオーガを下げ過ぎると、「カンカンカンカン!」と石を巻き込みます。みかん程度の石を巻き込めば、容赦なくヒューズネジが飛びます。逆に手抜きをしてオーガを上げすぎると、雪を残すことになります。除雪機を極めるには、オーガハウジング調節レバーをリアルタイムに操作し、路面の状況に応じてオーガの上下を行って、限界の深さまで除雪することなのです。
また、ターンは力任せで回します。雪で摩擦は少ないとは言え、結構重労働です。場所によっては何度も短い距離を往復させながら約100Kgの巨体を捻じ伏せます。
この作業を2時間もやると、腕は筋肉痛、体もくたくたで汗だくになる訳です。立派なモータースポーツだと思います。

ヒューズネジ

ヒューズネジ
サイズが合えばホームセンターで購入可能
何かを巻き込み切れたヒューズネジ
春になって雪が溶けると時々見つかる
毎年、今シーズンは1本もヒューズネジを切らさないと思うのですが、上述した通りのオフロードコンディションではなかなか達成できません。先シーズンも1本切ってしまいました。切ること自体は数分で交換できるので大したことはないのですが、レース中にクラッシュしたような、何か敗北感を感じるのです。かと言って妻のMARYのように、オーガを目一杯上まで上げて思いっきり雪を残すのは除雪のプロとしてプライドが許しません。妻は簡単に「だって、上までオーガを上げて除雪しても、充分綺麗に除雪できるじゃない」と言います。甘い!甘すぎる!そんなことでは除雪は極められない。やはりオーガを限界まで下げて、スクレーパーを地面ぎりぎりまで攻めこんでこそ、除雪の醍醐味であるのに…。

排気ガスの匂いが…

除雪機で嫌な物の一つが排気ガスの匂いです。マフラーが左前に付いているので、匂いが直撃することがしばしば。構造的に難しいのでしょうが、何とかならないものでしょうかねぇ。

腰が痛い

既に何度も述べている通り、除雪機の開発者は、ターゲットユーザの平均身長を140~150cmくらいに見ているとしか思えません。身長約150cmの妻MARYはベストポジションだそうです。身長175cmの私にはとにかく低過ぎます。これは技術的な問題じゃありません。単にハンドル形状を変更すれば済む話です。どうしてこんなに低いのか理解できません。購入する方は、是非ハンドルの高さに気をつけてください。

メンテナンス

除雪機もメンテナンスが必須です。メンテが苦手で購入を見送っている人もいるようです。除雪後のメンテは特に必要がありませんが、シーズン終わりには、最低限下記のメンテが必要です。機械いじりが好きな人には簡単ですが、そうでない方には面倒かもしれません。
シーズン終了によるメンテナンス
オイル交換
車と同じです。原則、オイル交換は自分で行う必要があります。ただし、ジャッキアップや除雪機の下にもぐる必要はありません。頻度も車と同じで、汚れたら交換するというサイクルです。初回を除き、私の地域の除雪量では、だいたい2シーズンに1回程度です。ちなみに除雪機を購入以来、一度もオイル交換をせずに、除雪機を壊す人が多いそうです。
ガソリンを抜く
キャブレターのコックをひねり、ガソリンを抜きます。タンクとキャブレターの中はガソリンが空の状態にします。
エンジンのスターターをゆっくり引き、重くなったところで止める。
上死点で止めることで、エンジン内の防錆効果?
バッテリのマイナス側を外す
バッテリ上がりの防止
オーガへのオイルスプレーを噴霧
錆防止
シーズン始めのメンテナンス
バッテリ接続&充電
バッテリを接続します。バッテリの電圧が低い場合は、車用のバッテリ充電器で充電します。バッテリ液が少ない場合は、バッテリ液の補給も必要です。

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